「ミッドライフクライシス」とは40~50代にかけて、自分の人生はこれで良かったのかと思い悩むこと。この時期、体力の低下や更年期などの身体的な変化とキャリアや子育てが一段落するなどの社会的な変化が重なることが要因とされている。40歳の頃、ミッドライフクライシスに直面したという田中宏美さん(仮名)。機械メーカーで営業の仕事をしていた田中さんは当時、係長に昇進。後輩の育成を担うなど仕事面で大きな変化があった。この時期、家庭では子どもたちが成長し、自分の手を離れ始めていた。環境が変わる中、将来への不安に襲われるようになったという。田中さんと同じような悩みは多くの人が抱えていると考えるのが、自身のミッドライフクライシスの経験をネットで発信している尾石晴さん。先日、尾石さんが登壇したイベントには約300人が集まった。14万人のフォロワーがいる尾石さん、同世代から相談が寄せられることもあるという。
医師によると、ミッドライフクライシスを乗り越えるには新たなことにチャレンジし、脳を活性化させることが有効だという。田中さんがミッドライフクライシスを克服するきっかけとなったのは受験勉強をする娘に触発され、大学への編入試験に挑んだことだった。仕事をしながら、1日4時間の勉強に打ち込み、いつの間にか“心のもや”が晴れていたという。無事合格した田中さんは休職して大学に通った。1年前に卒業し、復職。以前よりも積極的に仕事に取り組めているという。
医師によると、ミッドライフクライシスを乗り越えるには新たなことにチャレンジし、脳を活性化させることが有効だという。田中さんがミッドライフクライシスを克服するきっかけとなったのは受験勉強をする娘に触発され、大学への編入試験に挑んだことだった。仕事をしながら、1日4時間の勉強に打ち込み、いつの間にか“心のもや”が晴れていたという。無事合格した田中さんは休職して大学に通った。1年前に卒業し、復職。以前よりも積極的に仕事に取り組めているという。