深夜0時半、工房に到着にようやくチーズ作り。牛乳のpHを下げることでタンパク質が固まりチーズになる。pH値が高いと固くなり低いと溶けて成形できない。続いて牛乳に触れるホースを殺菌する。生乳をミルクタンクに入れ低温殺菌。早朝4:30、続いて乳酸菌を入れて味が決まる。牛乳を凝固させる酵素を入れ30分待つ。早朝5:30、妻のみおさんと息子さんがお手伝い。牛乳が固まったところで細かくカットしムラなく発酵させることで食感がなめらかになる。月村さんは東京出身で子どもの頃サマーキャンプで滝上町に訪れ酪農とチーズ作りに興味を持ったという。酪農ヘルパーとして23歳で北海道に移住し酪農の仕事をしたがチーズ作りのため26歳で東京へ戻り勉強。30歳で再び北海道へ。当初は1週間に20個しか注文が来ず生活が大変だった。地道に作り続けてきたチーズが徐々に広まり今では1週間に3000個出荷されるように。朝7:30、チーズ作りは仕上げへ。pH値を下げるため温度を微調整をするが時間との戦い。