- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ マギー トリンドル玲奈
オープニング映像が流れた。
吉祥寺駅の北口にのびるアーケード商店街である「サンロード商店街」。その中では街の本屋さんも健在である。第20位「吉祥寺かるた」。吉祥寺の名所やあるあるを読んだご当地かるたとなっている。毎年かるた大会が開かれるほど住民の間で盛り上がっており、読み札の内容はSNSで募集している。「上着はパルコ 下着はマーブル」の読み札に出てくるマーブルとは昭和22年創業の「洋品店 マーブル」。そしてハモニカ横丁で50年愛される大衆酒場は「どれだけあるの?美舟のメニュー」という札で登場。「ロンロンじゃないよ、アトレだよ、母さん」と読まれたロンロンとは2010年まであった駅ビル「吉祥寺LONLON」のこと。現在はアトレになっているがいまだにロンロンと言ってしまう人も多いようである。「中央特快とまってよ~」の札もあった。
吉祥寺かるたのきの札にも読まれているもの。第19位「吉祥寺に吉祥寺はありません」。江戸時代の明暦の大火により本郷にあった吉祥寺は全焼。門前町の住民が移住し、吉祥寺村を作ったと言われている。サンロード沿いに構えるお寺は吉祥寺と勘違いされがちだが「月窓寺」となっている。4月に開催される稚児行列は吉祥寺の春の風物詩である。
第18位「武蔵野デーリー CRAFT MILK STAND」。100年続く牛乳屋が3年前にリニューアルし話題になった。一般的な牛乳は様々な牧場のミルクをブレンドするため均一化された味になるが、ここで扱うのはブレンドしていない1つの牧場だけで取った牛乳となっている。全国の牧場をめぐり最高のミルクを厳選している。牛乳にこだわるあまり地下1階に牛乳の加工場も作ってしまったという。殺菌設備などを持たない小さな牧場の牛乳も提供できるようになった。このミルクスタンドで味わいたいのが月ごとに変わる3種の飲み比べとなっている。この日は八丈島のジャージー牛乳などが個性と美味しさを競っていた。そしてお店で毎日作るフレッシュなアイスも人気である。
今、吉祥寺北口で最も勢いのある2軒の食堂。週末はもちろん、平日でも行列ができている。第17位「もがめ食堂&シフク食堂」。安くておいしいと評判のもがめ食堂は2017年OPEN。一番人気は「豚の角煮定食」である。そしてシフク食堂は2021年OPENとなっており、親子で切り盛りする家庭的なお店である。メニューは2種のカレーと日替わり定食のみ。メニューを絞り手間暇をかけた一皿でもてなしている。毎月最終日曜日は朝ごはんの日で月替りのお粥がいただけるという。5月は卵と塩サバのお粥が登場する。
3年前、表参道から移転。第16位「クレヨンハウス」。作家・落合恵子さんが代表を務める絵本と木のおもちゃの専門店である。絵本売り場は2階で1階は人気のレストランでオーガニック食材のビュッフェとなっている。クレヨンハウス名物のケーキは「ケーキおばさん」の愛称で呼ばれるスタッフが手作りしている。POPに個人の名前が書いてあるものはケーキおばさんオリジナルのケーキである。それぞれのケーキおばさんオリジナルのケーキを紹介していった。
マギーは吉祥寺北口にはほぼ週4で出没していたという。小学生高学年から中学3年までと大学生から今までほぼ吉祥寺近辺とのこと。トリンドル玲奈は幼稚園から小学5年まで住んでいて今も耳鼻科と歯医者は吉祥寺で、1か月に何度か行かないと落ち着かないという。また吉祥寺について他のことも出演者で話していった。
吉祥寺で美味しいお店を聞くと「雲蓉」という名前が出てきたのでその店に行ってみると、明らかに飲食店ではなかった。そこにあった「青雲堂」は三代続くハンコ屋さんで全国大会で5度も優勝している。噂の中華料理屋は裏手にあった。第15位「雲蓉」。メニュー「四川名菜水煮牛肉」に使われる牛肉はほぼ野生の状態で育てられたジビエのような牛肉・ジビーフとなっている。他にも「回鍋肉」「雲蓉特製麻婆豆腐」を紹介した。
駅前広場で吉祥寺の永遠のアイドルに会えるという。第14位「ゾウのはな子像」。井の頭自然文化園で69歳まで生きたアジア象のはな子。制作費にあてる募金はおよそ1千万円も集まった。有志のメンバーによる手織りマフラーではな子を彩っている。その中心人物は織物作家である城達也さんである。
吉祥寺のかるたで「ヨドバシ、東急、どっちの裏派?」と読まれたようにこの街には趣の違う2つの人気エリアがある。第13位「東急裏&ヨドバシ裏」。まず東急百貨店の裏は流行に敏感な人たちが集まっており2023年にOPENしおしゃれだと話題の「simonne」はナチュラルワインと焼き菓子を中心としたお店である。一方、ヨドバシ吉祥寺の裏は東急裏とは全くカラーの違う飲み屋街のようである。そんなヨドバシ裏の象徴的存在が「白耳義館」。昭和51年に誕生し、クラブやスナックなどおよそ20のお店が入っている。人気店の1つがラグジュアリーな「CLUB亜門」である。
高田渡さんも出演していたライブハウス・ぐゎらん堂や1974年に創業した曼荼羅など吉祥寺にはライブハウスが沢山ある。第12位「ライブハウス」。吉祥寺北口で最古のライブハウスは「SILVER ELEPHANT」。若き日にこちらのステージに立った今や国民的ロックバンドがMr.Childrenで初めて出演したライブハウスとなっていた。青果店・八百銀商店はなんとSILVER ELEPHANTの姉妹店でありライブハウスの元スタッフや元バンドマンも働いている。
吉祥寺通りにある行列のできる喫茶店・カヤシマ。お目当ては「ナポリタン」で味付けはケチャップのみなのに絶品である。しかし夜に訪れると喫茶店というより居酒屋という雰囲気だった。第11位「吉祥寺っ子の行きつけ」。「中華街」という店は吉祥寺かるたの札にもなっている有名店で朝の8時まで営業しているため夜な夜な眠らないツワモノが集うとのこと。本格中華を知ってほしいとこの店名にして手頃な価格ながら本格的な中華でお酒がグイグイ進む。さらに常連だけが知る裏メニューがあり、それは煮卵で覆い尽くされた「味玉炒飯」だった。
パリのパンとスイーツの人気店・リベルテは2018年に東急裏で日本1号店をオープン。そして2021年にはロンドンの「メルローズ&モーガン」がアジア初の店舗を吉祥寺に出店した。吉祥寺店が目指すのは本店のレシピを日本の食材で再現することである。キャロットケーキに使うのは先ほどの八百銀商店が厳選した人参である。第10位「スイーツ激戦区」。五日市街道の「プレスキルショコラトリー」はチョコ好きが一目置く店となっている。小抜知博シェフは去年、国際大会で金賞を獲得した。
吉祥寺かるたにあるように多くの漫画家が住む吉祥寺。漫画家に愛されている名店も沢山あり、店内でサインを見つけたりするのも吉祥寺の楽しみである。さらにデザインマンホールにもあり漫画はいたるところにあふれている。第9位「漫画の街」。なぜ吉祥寺が漫画の街になったのか北斗の拳やシティハンターの編集者で吉祥寺に「コアミックス」という出版社を立ち上げた堀江信彦さんに伺った。北条司さんや原哲夫さんが住んだことで漫画の街になっていったという。コアミックスが手掛ける「GALLERY ZENON」は去年リニューアルし話題になった。ドラマ化され人気が再燃しているシティハンターの企画展が開かれたりしていた。館内にあるカフェでは作品とのコラボメニューが大人気となっていた。現在は漫画雑誌「楽園」の企画展が開催中となっている。
カレーの街と呼ばれる高円寺や荻窪を通る中央線。吉祥寺にはヘルシー志向の名店が揃っている。第8位「カレー」。穴蔵のようなカフェのくぐつ草は玉ねぎの甘さとおよそ10種のスパイスの香りが秀逸。「茶房 武蔵野文庫」のカレーも通を唸らせる一品である。吉祥寺のカレーの美味しさを支えるのは「金井米穀店」だという。
第7位「金井米穀店」。全国の米農家を回って厳選したこだわりのお米を20種類ほど揃えている。カレー店におろすお米はそれぞれのカレーにあわせてブレンドし、精米したてのものを配達している。そして朝9時からはおむすびを販売。人気は月・火曜日限定の「とろ塩卵黄」となっている。1週間塩漬けにした卵黄をふわっと優しくむすんでいる。
峰竜太はおかかがうまいからみんなうまいなどと話し、トリンドル玲奈はおにぎり屋には歯医者さんの後に通るのでクリーニングしたから1時間は飲食しないでと言われるが買って駅あたりで食べちゃうと話した。
ヨドバシ裏で昭和45年に創業したジャズ喫茶「音吉!MEG」。伝説とも言われたお店は2018年に一度閉店するも、常連さんにより復活し吉祥寺のジャズ文化を継いでいる。第6位「ジャズ」。吉祥寺で最も古いジャズ喫茶が「FUNKY」で系列店の「SOMETIME」もこの街のジャズ文化を支えた名店である。創業時から変わらない内装はオーナーがウエスト・サイド・ストーリーの世界観を模して作った。そんな「SOMETIME」が長年関わってきたのが吉祥寺音楽祭である。5月3日~5日まで開催中となっている。