益子焼で有名な栃木県益子町で伝統の手仕事を受け継ぐ人たちに出会った。城内坂通りには30軒以上の益子焼のショップなどが建ち並んでいる。最近の益子焼は作家が作るかわいらしい作品も人気となっている。藍染工房9代目当主・日下田正さんは昔と同じ技法を忠実に守り作品を作り続けている。茶綿はかつて益子で栽培されていたが、なくなってしまったため、自ら綿を種から育て糸を紡ぎ藍染めをする。一連の作業を全て自分の工房で行っている。特別に藍染体験をさせてもらった。1937年創業の酒蔵は地元産の原料と職人による手作りにこだわり国内外から高い評価を受けている(2023年世界酒造ランキング8位)。試飲をお願いすると、お酒が注がれていたのは大小2種類の益子焼の器。器によって味わいが変わる。大きい器は、人間国宝の濱田庄司さんの作品。