- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸
任期満了に伴う栃木県知事選挙がきょう告示される。これまでに6期目を目指す、現職で自民党県連と公明党県本部が推薦する福田富一氏と、新人で共産党が推薦、社民党県連合が支持する、元栃木コープ生協・専務理事・針川佐久眞氏の2人が立候補を表明している。選挙戦では、特に若い女性の都心への流出が進み、県内8つの市や町が有識者から消滅可能性自治体と指摘される中、若年層の流出をどう食い止めるかや、現職の県政運営への評価や、多選の是非などを巡って論戦が交わされる見通し。立候補の受け付けはきょう栃木県庁で行われ、来月17日に投票が行われる。
益子焼はふだん使いができる焼き物として有名だが、もう一つ、美術品としての顔も持っている。益子焼の伝統を受け継ぎながら、新たな作品作りに取り組む職人の姿を紹介する。栃木県益子町は、益子焼の産地として知られ、多くの観光客が訪れる。窯元の数は150を超え、それぞれが個性的な焼き物を作っている。益子焼を一躍有名にしたのが、人間国宝、濱田庄司。日用品として作られてきた益子焼を、芸術の域に高めた陶芸家。ことしは、濱田庄司生誕130年を迎える節目で、益子陶芸美術館では、企画展が開催されている。濱田庄司は、京都などで活動した後、36歳のときに益子に拠点を構えた。当時の工房を、孫の濱田友緒さんが受け継いでいる。友緒さんは受け継いだ伝統を海外で披露する取り組みを行っている。現地で土をこね、焼き上げるところまで見せていく。大学で彫刻を学んだ友緒さん。培われた造形感覚を生かし、焼き物の新たな形作りに挑戦している。モダンな作風に仕上げ、濱田庄司が愛した益子焼の伝統を受け継ぎ、進化させようとしている。益子町では、濱田庄司や濱田友緒さんの作品を扱うビンテージマーケット2024が、11月15日から17日まで開催されるという。
関東の気象情報を伝えた。