瀬戸内海にある豊島でこの島にしかない宝物探し。ミシュラン店も絶賛する豊島の塩の作り方を見せてもらった。海水のタンクからネットを使って海水を落とすことで塩分濃度の濃い海水を作る。海水の3倍の塩分濃度。日本では珍しい完全天日製法。過熱は一切せずにネットに流した海水を天日と風だけで蒸発させ濃縮させる。もともとは門脇さんは東京でラジオディレクターをしていたが、取材で訪れた豊島の環境を気に入り移住。9年前から塩作りを始めた。天日で濃度を高めた塩水はビニールハウスの中へ。室温は45℃で真夏日は60℃ほどになるという。ここでは濃くなった海水を1箱ずつ張っていく。海水の濃度を高めることで始まる海水の結晶化。固まり始めた粒の大きさや味が揃うように手で海水を混ぜていく。ハウス内にある72の木箱を毎日かき混ぜること約2ヶ月。完成した天日塩はミネラル豊富で塩本来の深い味わいになる。ハウスに入っている時間は1日5~6時間などと話した。季節によって作り方を分けているといい、春から初夏までしか作れない奇跡の塩を所さんにお届けする。