- 出演者
- 田中卓志(アンガールズ) 所ジョージ 新井恵理那
オープニング映像。
8月は夏休み大満喫!お届けモノ4週連続スペシャル。今週は417島以上ある日本の離島を探検する。実際に行ったからこそ見つけたグルメや絶景などその島にしかない宝物を所さんにお届け。今回お届け物を探す島は瀬戸内海。岡山県からフェリーで25分のところにある香川県の豊島。人口800人ほどの小さな島だが観光客がここ10年で約10倍になっている。アメリカなどの有名メディアに今行くべき場所として選ばれた。
夏休みの旅にオススメの豊島の島民にこの島のオススメを聞き取り調査。ガソリンスタンドで自転車をレンタルし約20キロほどの外周を走ると瀬戸内海の風景が見える。映画「すずめの戸締まり」のワンシーンにそっくりと話題のフォトスポットもある。島の中央にある山を登ると壇山展望台があり360度見渡せる大パノラマがみられる。
島民の方に話を聞くと豊島の塩との声が複数上がった。瀬戸内地方は江戸時代に塩の一大産地として栄えた場所。温暖で雨の少ない気候を生かし日本の塩の約8割を生産。塩作りの作業場へ向かった。
瀬戸内海にある豊島でこの島にしかない宝物探し。ミシュラン店も絶賛する豊島の塩の作り方を見せてもらった。海水のタンクからネットを使って海水を落とすことで塩分濃度の濃い海水を作る。海水の3倍の塩分濃度。日本では珍しい完全天日製法。過熱は一切せずにネットに流した海水を天日と風だけで蒸発させ濃縮させる。もともとは門脇さんは東京でラジオディレクターをしていたが、取材で訪れた豊島の環境を気に入り移住。9年前から塩作りを始めた。天日で濃度を高めた塩水はビニールハウスの中へ。室温は45℃で真夏日は60℃ほどになるという。ここでは濃くなった海水を1箱ずつ張っていく。海水の濃度を高めることで始まる海水の結晶化。固まり始めた粒の大きさや味が揃うように手で海水を混ぜていく。ハウス内にある72の木箱を毎日かき混ぜること約2ヶ月。完成した天日塩はミネラル豊富で塩本来の深い味わいになる。ハウスに入っている時間は1日5~6時間などと話した。季節によって作り方を分けているといい、春から初夏までしか作れない奇跡の塩を所さんにお届けする。
スタジオに届いた塩を見た所さんは「板状だよ。こんな塩見たことないもんね」などと話した。ミシュランの名店もつかう豊島の塩の中でも最も希少なフレーク状の春しお。塩分が多く平たい結晶を乾燥させたもので気温や湿度のバランスで春から初夏にかけて一番キレイな形になるという。サクサクとした食感と少量でもパンチを感じる味わいはお肉や魚ごの相性が抜群。香川県のブランド牛のオリーブ牛と合わせて食べた所さんは「フレークなってるのが口の中に残ってるのがガリガリって噛んだりしてね」などと話した。
瀬戸内海の豊島の島民に教えてもらった宝モノが島産のいちご「女峰」や海で拾える割れた瓶などが波に揉まれて角が丸くなったガラス片「シーグラス」など。
瀬戸内海の離島 豊島の宝物は郷土料理の「かきまぜ」。酢と砂糖を使用しない寿司に近い料理で、今回島一番の料理名人の緋田ハナエさんに作ってもらった。材料は島にあるありふれた食材。
サタデープラスの番組宣伝。
瀬戸内海の豊島の宝モノ「かきまぜ」は島の食材を醤油・みりんで煮て味付けし、汁ごとご飯にかけて混ぜて作る。お酢や砂糖を入れずに瀬戸内名産の醤油の風味を立たせるのがポイント。
次回予告。