岡山市は老朽化した東区の浄水場の代わりに県の広域水道企業団が供給する水道水を一時的にためておく新たな調整池を完成させた。完成したのは瀬戸町の瀬戸調整池である。式典で大森市長らがバルブを回して真新しい調整池に水を流し入れ、薬玉を割って完成を祝った。瀬戸調整池はコンクリート製のタンク2つからなり約6,000世帯に水道水を供給する。地震で水が漏れないよう流れを自動で遮断する装置も備えられ、防災面でも機能が強化されている。岡山市内では老朽化した水道施設の後進が課題となっているが、独自に浄水場を整備するのではなく、近くにある県広域水道企業団の浄水場から供給を受けるため、この調整池を整備した。これにより、50年間で24億円以上のコスト削減に繋がるとしている。大森市長は「どんな災害があるかわからないので、災害に強い調整池を作った」などと話した。