- 出演者
- 田代杏子 高瀬耕造 坂下恵理
出演者が挨拶した。能登半島地震について高瀬耕造は「能登半島地震の被災地では熊本や神戸など過去の災害で様々な支援を受け、その恩を返したい人達が支えてくれている。」などと話した。オープニング映像が流れた。
先月の県知事選挙で初当選した木村敬知事が今日就任した。木村知事は特別に設けられた扉のから現れ、くまモンと手を携えながら初登庁した。就任式で木村知事は県の職員に対し「県民の命と暮らしを守ることをまず考えて下さい。」など話した。
竹原伊都子さんは南阿蘇村黒川地区で約30年、下宿の大家として学生を受け入れてきた。地区にはかつて東海大学農学部のキャンパスがあり、学生800人が暮らしていたが、熊本地震で下宿やアパートの多くが全壊した。キャンパスも被災して農学部の拠点は熊本市に移り、住民と交流を深めてきた学生たちは村を離れた。2年前に村に新しく専門学校が開校して、30人余りが入学した。ITの技術などを学ぶ学校で、地区の住民の下宿から通う学生もいる。シワンカル・パラビさんはインドからの留学生で、竹原さんの元で下宿を続けてきた。パラビさんはこの春卒業して、東京のIT企業への就職も決まり村を出た。
輪島市には熊本地震で対応にあたった自治体の職員など26人が応援で派遣されていて、復旧に向けた業務を行っている。今日は宇城市などの職員4人が門前町を訪れ、被災した住宅の被害を認定する調査を実施した。職員たちは住宅の周囲で外壁のヒビや傾きを確認した他、家の中に入って天井から雨漏りがしていないかやドアの開閉などを調査した。宇城市の職員の坂本さんは「熊本も8年前に被災した。その時に全国の自治体の方々から沢山の支援をいただいた。恩返しという形で調査を行っている」などと話した。
珠洲市の災害ボランティアセンターでは、被災した住民から片付けなどの依頼を受け付けているが、最近は1日に約20件で4分の1ほどに減少している。今日はボランティアの増加が予想される大型連休を前に被災者の支援の具体的な要望を把握しようと、約20人が参加して聞き取り調査を行った。参加した人達は2人1組で住宅を1件ずつ回り、住民に困っていることはないかなど確認していた。また住民が避難などで不在にしている住宅には荷物などの片付けで戻ってきた時に作業依頼を申し込めるよう、案内の紙をポストに投函していた。聞き取り調査は今月中に珠洲市の全地域で実施する予定で、調査結果などをもとに住民とボランティアのマッチングを行うことにしている。
昨日取材に応じたのは、今月1日から12日まで石川県に派遣された大分県警察の野尻由美子巡査長である。野尻巡査長は被災地で住宅の修理を巡る悪質商法や空き巣被害などが相次いでいるため、珠洲市内のパトロール活動や24箇所の避難所で防犯指導にあたった。野尻巡査長は「被災者の方から悲しんでも始まらないなどの声を聞き、1日でも早く元の生活に戻りたいという思いが伝わってきた」などと話した。また野尻巡査長は印象に残った出来事について「避難生活を送る高齢の男性との会話を通じ、自分たちの活動に意味があることを実感した」などと振り返った。
NHK NEWS WEBのQRコードの案内があった。今回の特集記事は三重県に住む齊藤暁さん(76)と夫の共成さん(81)で、共成さんは5年前にアルツハイマー型の認知症と診断された。大手自動車メーカーに勤めて世界中を駆け回るビジネスマンだった共成さんの趣味は体を鍛えることで、81歳になった今も毎日散歩に行くという。しかし、散歩に出て後に道が分からなくなり、家に戻れなくなることが続いたという。その度に暁さんが探してきたが、過去には3日間行方がわからなくなったこともあったとのこと。現在は妻の暁さんが毎日散歩に付き添っているという。暁さんは自分のための時間は殆無く、共成さんの認知症の症状が進んでいる中、この先どうなるかを見通すことは難しいという。共成さんのように認知症で行方不明になる人は年間1万8000人以上に上り、過去最多となっている。高齢者の5人に1人が認知症になると言われている日本では行方不明は他人事ではなく、社会全体で考えていかなければならない問題である。
玄海原子力発電所が玄海町では、町内の旅館組合や飲食業組合・防災対策協議会の3つの団体が町議会に対し「核のごみ」の処分地選定に向けた3段階の調査のうち第1段階の「文献調査」への応募を町に働きかけるよう求める請願書を提出したことが昨日明らかになった。これについて山口知事は「佐賀県はエネルギー政策について相当の役割を果たしているので、新たな負担を受け入れる考えはない」などと話した。請願書について玄海町議会は明日原子力対策特別委員会を開いて議論することにしている。
岡山市は老朽化した東区の浄水場の代わりに県の広域水道企業団が供給する水道水を一時的にためておく新たな調整池を完成させた。完成したのは瀬戸町の瀬戸調整池である。式典で大森市長らがバルブを回して真新しい調整池に水を流し入れ、薬玉を割って完成を祝った。瀬戸調整池はコンクリート製のタンク2つからなり約6,000世帯に水道水を供給する。地震で水が漏れないよう流れを自動で遮断する装置も備えられ、防災面でも機能が強化されている。岡山市内では老朽化した水道施設の後進が課題となっているが、独自に浄水場を整備するのではなく、近くにある県広域水道企業団の浄水場から供給を受けるため、この調整池を整備した。これにより、50年間で24億円以上のコスト削減に繋がるとしている。大森市長は「どんな災害があるかわからないので、災害に強い調整池を作った」などと話した。
日生中学校で2年生30人が参加した特別授業では県原爆被爆者会の3人が講師を務めた。広島市出身で赤磐市在住の桑原五郎さんは生後2ヶ月の時に爆心地から2キロほど離れた自宅で被爆した。父親が即死し当時9歳の兄が大やけどをしてその日のうちに亡くなったなどと説明した。生徒は今月25日と26日に平和学習の一貫で広島市の原爆資料館などを訪れる予定。
奥田北小学校の通学路になっている富山地方鉄道の踏切で警察官が登校する新1年生に踏切の安全な渡り方を教えた。子どもたちは警報機が鳴ったら踏切を渡らないことや渡る前には一度止まって左右を見ることを教わり警察官が見守るなかで実際に踏切をわたっていた。県内では去年1年間で踏切事故が2件発生し3人がけがをした。今月6日に群馬県の遮断機と警報がない踏切で小学4年生の女の子が列車にはねられて死亡する事故があり対策が課題になっている。
今月23日から砺波チューリップ公園で開かれるとなみチューリップフェアは300品種・300万本のチューリップが咲き誇る春の風物詩で例年多くの観光客でにぎわう。会場では2月中旬から合わせて4500平方メートルの花壇などに日差しを遮るネットを被せていたが今日から造園業者が取り外す作業を始めた。今日時点で1割が開花していてフェアの開幕時には5割になり今月下旬には満開になる見込み。となみチューリップフェアはは今月23日~来月5日まで開かれ30万人の来場を見込んでいる。
町の教育委員会が開いた教室には田子小学校の全校生徒約140人が参加した。1年生と2年生が参加したパートでは警察官が運転手から見えない死角を説明した。次に子ども達は実際にバスに乗り込みバスに乗る時は前を向いて座席に座ることや急ブレーキに備えポールなどにつかまることを学んだ。
青森市と台湾は青森ねぶた祭の囃子方を派遣したり青森市産りんごの主要な輸出先となるなどの関係があることなどから青森市は今月3日に台湾東部沖で起きた地震の被災地へ支援を行おうと市職員・市議会議員から救援金を募ってきた。昨日は青森市役所で西市長が集まった27万2048円の救援金の目録を青森県日華親善協会の山崎結子会長に手渡した。協会には県内のほかの自治体・企業などからすでに700万円の救援金が寄せられている。台北駐日経済文化代表処を通じて被災地の支援に使われるとのこと。このほか青森市では市役所本庁舎や駅前庁舎に日本赤十字社の救援金の募金箱を置いていて6月28日まで受け付けている。
右輪台山のしだれ桜は桑畑だった場所を憩いの場にと25年前に地元の人たちが植樹し、約500mが桃色になる。夜にはライトアップも今週いっぱい楽しめる。
厚生労働省によると太平洋戦争によると海外での戦没者は約240万人で約112万人の遺骨はいまだ収集されていないことから2029年末までを遺骨収集事業の集中実施期間にしている。今月、遺骨の身元特定と遺族へ返還を進めるため外部研究機関とは初となる信州大学医学部と連携協定を結んだ。信州大学医学部では保存状態のよくない遺骨からのDNA抽出や解析技術の研究組織を医学部内に新設する他、遺骨の鑑定に当たる人材を学内で育成するとしている。また、戦没者の遺骨のDNA鑑定件数を年間300~400件程度まで増加を目指す。信州大学医学部は大学の社会貢献の一環にもつながるので国の取組に協力していきたいとした。
今月9日、ビッグモーター松本店で3台が盗まれ、先月から今月にかけて長野市や東信地域でも相次いでいる。松本市内の2つの中古車販売店で警察官が防犯対策などを点検した。駐車場に保管の車に鍵がかかっているかや店舗外にも防犯カメラが設置されているかなどを確認した。フェンスを壊して盗み出すケースも有るため破損時に反応するセンサーの設置などの指導を行った。ビッグモーター松本店から盗まれた3台は今月10日に見つかるも容疑者逮捕には至っていない。松本警察署では引き続き中古車販売店などの防犯対策を点検する方針である。
三好市にある池田高校三好校では野菜の栽培技術を学ぶ生徒らが授業で育てた野菜の苗を毎年春と秋に手頃な値段で販売している。きのうは20種類ほどの夏野菜の苗を約4000株、1つ70~100円ほどで販売した。販売開始前から地元の人ら数十人が列を作った。残った苗は東みよし町の学校の農場で販売される。
毎年、独自で桜の観測を行っている松前町の標準木は松前公園のソメイヨシノである。午前11時過ぎに町職員が5輪以上咲く開花を発表した。平年より11日早い開花で1982年の観測以来最も早かった去年の4月11日に次ぐ早さである。
さっぽろ羊ケ丘展望台には1976年にクラーク博士の像が建てられた。台座には将来の夢や希望を投函できる台座となっている。大志の誓いと名付けられた取り組みはきょう10万枚を突破した。10万枚目を投函したのは福岡県から観光に来ていた鶴元さん夫婦である。2人には展望台の入場が無料になるパスポートやシマエナガのぬいぐるみなどが贈られた。