昨日取材に応じたのは、今月1日から12日まで石川県に派遣された大分県警察の野尻由美子巡査長である。野尻巡査長は被災地で住宅の修理を巡る悪質商法や空き巣被害などが相次いでいるため、珠洲市内のパトロール活動や24箇所の避難所で防犯指導にあたった。野尻巡査長は「被災者の方から悲しんでも始まらないなどの声を聞き、1日でも早く元の生活に戻りたいという思いが伝わってきた」などと話した。また野尻巡査長は印象に残った出来事について「避難生活を送る高齢の男性との会話を通じ、自分たちの活動に意味があることを実感した」などと振り返った。