きょうの為替の見通しについて「てらす証券アドバイザーズ」遠藤寿保氏が電話で解説。遠藤さんの予想レンジは、141.00円~145.00円。トランプ関税の関係で上下にブレる状況。注目ポイントは、「貿易戦争による米トリプル安の先は」。トリプル安の背景としては、相互関税激化による貿易戦争で株式安:リスク資産の回避、債権安:ドル資産の回避→スイスフラン・ユーロ、通貨安:ドル安→スイスフラン高・ユーロ高・円高。米国債保有世界第2位・中国がドル資産からスイスフラン、ユーロにシフトしたとみられる。警戒しないといけないのは、S&P・フィッチ・ムーディーズなどが米国債の格付けを引き下げると、ヘッジファンドなど金融商品の入れ替えが行われる。そうなると、米国債がさらに売られることになり、株式・通貨の下落になってくる。相互関税の問題が長引くと、米国が孤立する可能性があるので、そうなると、格付けの引き下げはあり得る。