TVでた蔵トップ>> キーワード

「無形文化遺産」 のテレビ露出情報

エジプトで長年愛されてきた人形劇「アゴラズ」。特徴的なのは演者が出す独特な声。街角などで行われ、民俗芸能として人々に親しまれてきたが、担い手不足が深刻化となり、ユネスコの「緊急に保護する必要がある無形文化遺産」にも登録されている。子どもたちの呼びかけで登場したのは赤い帽子をかぶった人形。独特な声の秘密は「アマーナ」と呼ばれる小さな笛のような道具。口の中に入れて発声すると、独特な声で話すことができる。正確な起源は分かっていないが、16世紀以降のオスマン帝国支配下の時代に伝わったという説もあるアラゴズ。時には政治や社会を風刺するようなテーマも扱われ、かつては人々の暮らしに身近な存在だった。声を変えることで権力に批判的な話をしても誰が話しているか分からなくする効果もあったとされている。しかし、娯楽の多様化でアラゴズは急速に姿を消しつつある。政府が行う公演以外は中々見る機会がないという。政府の施設ではアラゴズの継承を目的に数年前からワークショップが行われている。赤い帽子の人形も手作りで仕上げる。講師は30年以上活動してきた熟練の演者。今では演者の数が数十人に減り、担い手不足が深刻化。人形の動かし方から独特な声の出し方まで、コツを丁寧に教え、その技術を伝えている。継承を目指すひとり、公務員のムスタファ・カメルさん。小さな頃からアラゴズが大好きで、今の子どもたちにもその魅力を伝えたいと学んでいる。アラゴズの道具を常に持ち歩き、時間があれば練習に励んでいる。この日、親戚の子どもたちを招き、練習の成果を披露。うまく発声ができず、言葉が伝わらないことも。それでも子どもたちは大喜びだった。全10回のワークショップを終えたこの日、ムスタファ・カメルさんは大勢の前でアラゴズを披露することになった。側には娘・ナダさんの姿が。自宅でムスタファ・カメルさんがアラゴズの練習を続ける中、自分もチャレンジしてみたいと練習を始めたという。親子揃ってのステージ。会場は大盛り上がりで、2人とも手応えを感じていた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月18日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(エンディング)
ペルーの聖母をたたえる伝統の祭り。標高3800mの南部の都市プーノで開かれた祭り。さまざまな衣装を身にまとった40以上のグループが踊りを披露。約2週間続いたこの祭り。ユネスコの無形文化遺産に登録されている。

2025年2月16日放送 21:54 - 22:00 日本テレビ
音のソノリティ(音のソノリティ)
今回は「檜皮の採取」。京都市で受け継がれる風景があった。森から聞こえてくるのは檜の樹皮を剥ぐ音。木製のへらを使い木を傷つかないよう1枚ずつ丁寧に剥がしていく。樹皮の栄養や水分の流動が少ない8月~4月頃に採取が行われる。採取された檜皮は歴史的建造物などの屋根に使われる。檜皮採取は飛鳥時代から行われているといわれ、その技術はユネスコ無形文化遺産に登録されている。[…続きを読む]

2025年2月13日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道(ニュース)
こちらはシリア北部アレッポでつくられているせっけん。環境にも肌にも優しいと世界中で愛用されてきた。1000年近くの歴史があるとも言われ、伝統のせっけんづくりは去年12月ユネスコ無形文化遺産に登録された。一方でシリアの歴史は激動を辿ってきた。内戦、地震、そして去年のアサド政権の崩壊と荒波を越えてアレッポのせっけんを守り続けてきた人の思いを取材。6か月〜9か月乾[…続きを読む]

2025年2月10日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン蔵出しセレクション
昨年12月、ユネスコの無形文化遺産に日本の伝統的酒造りが登録された。「日本酒の神」といわれるカリスマ杜氏を取材した番組、2010年放送「プロフェッショナル仕事の流儀・魂の酒、秘伝の技 杜氏・農口尚彦」を紹介。石川・加賀市で酒造りを行っており、全国新酒鑑評会で金賞を27回受賞したという。

2025年2月7日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュースご当地リポ
神戸・東灘区の大手酒造メーカーの酒蔵をリポート。日本酒を仕込んでいる真っ最中。温度が管理がしやすい冬が日本酒づくりにぴったりという。今回特別に、もろみをかきまぜる櫂入れの作業をリポーターが体験した(ふつう杜氏がおこなう)。神戸市から西宮市にかけてのエリアは通称灘五郷とよばれ、26の酒蔵が集まる酒処。国内の清酒の5本に1本を生産していてシェア日本一。灘五郷の酒[…続きを読む]

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.