この日職員が向かったのは夜の熊本市内。飲食店を経営するBさんは従業員に給与を支払う際に天引きした住民税を役所に納めず使い込んでいて、滞納額は100万円以上となっていた。職員が営業を終えたBさんの飲食店に踏み込むと、母親が店の外に出そうとする。職員のねらいはレジの中の売上金で、Bさんを呼んでもらい店の外で待つことに。実は捜索は2度目で、前回は声を荒らげたことから冷静にと声を掛ける。Bさんは月曜日にまとめて支払えばいいのかなどと話すが、これまでに何度も約束を破っているため信用することはできない。従業員の目を気にして今回も声を荒らげたため一度店から離れた場所で話をし、従業員が帰るのを待って再び店へ。レジの中には札だけで20万1000円あり、全額を差し押さえ。しかし翌日に支払いがあるなどと言ってBさん親子が猛反発する。そこで職員が譲歩するも、Bさんはたったの150万円の滞納などと呆れた言葉を口にした。結局レジの現金20万1000円のうち10万円を差し押さえた。その後Bさんは毎週2万5000円ずつ納めはじめたとのこと。