2021年6月、熊本市のゆりかご専門部会は市長に報告した。子どもの出自を知る権利について、子どもが実の親を知ろうと思ったときショックを受けることが想定される情報であってもその子の求めに応じてできうる限りの努力を行っていかなければならないとした。母親の匿名性と子どもの出自を知る権利という対立する2つの問題は平行線のまま。内密出産で生まれた赤ちゃんは児童相談所を通じて一定期間乳児院で過ごす。熊本市の慈愛園では50代になってもなお自らの生い立ちを問い合わせてくる人がいるという。
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