令和のトレンド「具材たっぷり」のドレッシング。最もポピュラーなのが新鮮な玉ねぎをたっぷり使ったドレッシング。玉ねぎドレッシングに迫る勢いなのが人参ドレッシング。全国各地で様々な一品が登場する中、北村さんのオススメは「水を少しも使っていない にんじんドレッシング(918円)」。元料理人の男性と女性と二人で小さな加工場所でドレッシングを作っている。北村さんオススメのこのドレッシングを作るのは群馬県渋川市に住む関口さん夫妻。ご主人はもともと和食料理人。和食の技で水を一切使わない絶品ドレッシングを作っていた。丁寧に皮をむいてカットした人参を低温のオーブンで約90分焼き上げ、ラップで密閉。蒸し焼きにすることで人参の糖度が増して旨味がアップするそう。この状態で一晩寝かせたら、ドレッシング作りへ。ベースとなるのは人参と玉ねぎ。そこに醤油や米味噌、きび砂糖などを加えて撹拌。油とお酢を加えミキサーへ。2回撹拌することでまろやかな味になるそう。ここからひと晩寝かせて味を均一に。1本のドレッシングに計3日かけ、手作業で瓶詰めをする。ドレッシング選手権で最高金賞を受賞した。