熱海屈指の観光スポット 來宮神社は昨年約90万人が訪れた。來宮神社には本州で一番大きなパワースポット「大楠」がある。樹齢2100年以上と言われ、神社の建立まえからあったという。この大楠を一回りすれば寿命が伸びる、願いが叶うなどと言われている。バブル崩壊後は熱海も寂れていたが、20代目の宮司を継いだ雨宮さんは大楠で熱海を盛り上げたいと取り組みを始めた。大楠が良く見える場所に有料の休憩スペースを作ったり、境内に作ったカフェでは大楠ロールケーキを開発したり、大楠をモチーフにしたお守りを作ったりしている。続いてやってきたのは伊豆山地区。ここにあるカフェは海が見渡せる絶景が楽しめる。壁一面には木製のコースターが貼り付けてありお客さんのメッセージが記されている。2021年、土石流で28人が犠牲になった。カフェを運営する高橋一美さんはボランティア団体を立ち上げ、がれきや家の片付けを始めた。地元の大切さや生まれ育った意味を考え、住民が集まれる場所にしようとカフェを開いた。店の名前は「あいぞめ珈琲店」で、街のシンボルの橋からとった。高橋さんは伊豆山に観光客を呼び込もうと新たに、古民家を改装したまんじゅう店も始めた。スマホで撮った写真をおまんじゅうにプリント出来るサービスもやっている。