(中継)国会記者会館。参議院の予算委員会で、年金制度を改革する法案や高額療養費の引き上げ見送りなどが論戦となっている。新たな論点として浮上している年金改革法案については、自民党内から夏の参院選後に国会に提出するべきだとの「先送り論」が浮上していて、石破首相に対し野党議員が問い詰めた。立憲民主党・徳永政調会長代理の質問。石破首相の答弁「社会保障政策というものを“選挙の具”とか党利党略とか、そのようなことに用いると国民全体が不幸になるので、そういうことがないように謙虚に真摯)に臨んでまいりたい」。高額療養費の引き上げの先送りを巡っては、立憲民主党が「参院選後に引き上げを強行しないか」と追及したのに対し、石破首相は「患者の方々に納得いただけない限りやってはならない。強行はしない」と明言した。先ほど日本維新の会が、引き上げ先送りに伴う2025年度予算案の再修正の可能性について質問した。日本維新の会・片山議員の質問。石破首相の答弁「どういう対応をするかということについて、まだ方針が決まったわけではございません」。再修正するかについて、与党は参議院での今後の審議を見極める方針。