開催まであと4日となった大阪・関西万博。きょう、メディア内覧会が行われた。約160の国と地域が参加する。中国のパビリオンは、伝統的な書道の巻物を広げたデザイン。アメリカのパビリオンは、キューブが浮かぶような建物。国際宇宙ステーションを間近に感じる体験ができるという。日本館の注目は、火星の石。数万円前に火星から飛来したもので、火星に関する隕石としては世界最大だという。マシンでおにぎりを握る店では、具に世界の料理をトッピング。インドネシアの郷土料理「ルンダン」を使ったおにぎりは、牛肉とココナッツミルクの甘さに、スパイスの風味を感じられるという。大屋根リングは完成したものの、まだ工事中のパビリオンもある。先週金曜日から3日間、大阪府民らが招待された直前リハーサルに間に合ったパビリオンは、自前で建設する国のうち約半数。並ばない万博が売りの一つだったが、限られた場所に人が集中し待ち時間が発生したほか、入場ゲートでも入場手続きに時間がかかり、行列ができていた。リハーサル最終日には、爆発の危険性のある濃度のメタンガスを検知。その後、安全が確認されたが、周辺には立ち入ることができないように柵が設けられるという。万博の開催期間は半年。3日間のリハーサルでは約10万人が招待された。期間中は1日最大22万7000人の来場者を想定している。