テーマ「MATCHAの“二番煎じ”はどこに?」。野村証券・岡崎康平の解説。抹茶は2024年頃から世界的に大人気になっている。日本の緑茶(抹茶を含む)の輸出額は非常に大きく伸びている。8~9割が抹茶。2025年には過去最高の721億円に到達。過去10年間で輸出額は7倍以上に増えている。インバウンドが成長産業として大きく台頭しているが、日本の食や文化は潜在的な需要が大きい。抹茶に限らず日本の農林水産物は近年輸出が大きく伸びている。抹茶ほどではないが、2015年に7500億円弱だった輸出額が2025年には1.7兆円まで増加している。為替の影響を除いても年率6.5%で成長してきた。政府が掲げている「輸出重点品目」には牛肉、果物、ウイスキーなどがある。ソース混合調味料、清涼飲料水、菓子は2030年にかけて輸出額を増やすとしている。医薬品の一部、中古自動車、衣服、レジャー用品の輸出が大きく増えている。特に、男性用洋服や玩具の輸出額が大きく伸びている。2つはいずれも海外で低コスト生産が可能。中国、東南アジアの経済発展が進んでコスト競争力が下がったこともある一方、日本では円安ドル高が進展してコスト競争力が上がった。SNSの発展も大きい。
