平成23年10月29日、宮城県石巻市で東日本大震災後初めて養殖されたカキの水揚げが始まった。この年の3月に起きた大震災により宮城県内のカキ養殖は津波でいかだが流されるなど壊滅的な被害を受けた。養殖業者はがれきの撤去やいかだを修理するなどして養殖の再開を目指した。この日被害を免れて育ったカキが次々と水揚げされたが、生産量は例年の1割程度に落ち込んだ。宮城のカキは翌日地元の人々の復興への期待を担い出荷されていった。
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