衆議院選挙。自民党惨敗を招いた最大の要因、政治資金収支報告書に不記載があった裏金議員。46人が立候補し、28人が議席を失った。中でも安倍派の5人衆と呼ばれた有力議員は明暗が分かれた。福井2区・高木毅氏(無所属)、政調会長を務めた東京11区・下村博文氏(無所属)が落選。甘利明元幹事長、武田良太元総務大臣といった大物議員に加え小里泰弘農林水産大臣、埼玉5区・牧原秀樹法務大臣が落選。和歌山2区・世耕弘成氏(無所属)は会見で「私自身が先頭に立って改革を進めていかなければならないと思いを強くしている」、高木氏は「これからまた相談して決めていきたい」、下村氏は「裏金議員として同じように見られた。ものすごくマイナスになった」、東京7区・丸川珠代氏は「バッジは付いていないが自民党の一員であることに変わりない」、牧原大臣は「この20年間で最も冷たい風を感じていた」と述べた。