まずは元大学教授の中島さん。甲南大学の教授を25年つとめ、6年前に退職。今でもイギリスへの愛は変わらず自宅の屋根には「風見犬」が。お宝は高さ65cmの「ドードーの像」。ドードーとはモーリシャス島に実在した鳥で、乱獲や森林開発により発見からわずか83年で絶滅してしまった。27年前、オックスフォード大学に研究員としてつとめていたころ、偶然立ち寄ったアンティークショップで店主から「ブロンズ像が日本に行きたがっている」と言われて愛着が湧いてしまった。値切ることも忘れ言い値の17万円で購入した。日本に持ち帰り玄関に飾ったところ、家族からは非難轟々で帽子掛けになってしまった。本人評価額は買ったときと同じ17万円。ドードーは「ふしぎの国のアリス」に登場し、イギリス文学を研究してきた自分にとっては我が子同然。結果は5万円。ガーデニング用の置物として作られたようだがブロンズ製ではなく木でできていた。重いのは中におもりが入っているとのこと。