フェルトアート作家・中山みどりさんに密着。美術教室で講師をしていた中山さんが羊毛フェルトに出会ったのは24年前、体調を崩し入院していた時に知人がお見舞いに持ってきてくれたという。試しに愛犬を作ってみたのが最初、「ふわっと心が癒やされて」と語る。その後作品を展覧会で発表すると、ペットを失った人たちから依頼が来るようになった。リアルなのはもちろん、羊毛フェルトが安らぎを与えてくれる。作り方はシンプルで羊毛を丸めてとにかく針で刺していくだけ、針の刃先がぎざぎざになっているため繊維がからまって固まっていく。
