東京・御徒町で出会った日本に住んで10年以上というフィリピン人女性の一人、マリヤさんは、すっかり慣れた日本のお気に入りについて「こたつ大好き！お風呂とこたつと…寝るとき入れ物にお湯を入れて…足を温めちゃう。湯たんぽ、それ好き。冬になると」と話す。一方、もう一人のフィリピン人女性のイザさんは、この冬にやりたいことについて「スキーってとても楽しそう。フィリピンには雪が降らないんです。やったことありません。すごく行きたい。家族もワクワクすると思う」と話し、“スキーに家族で行きたい”という。そこで後日、埼玉の屋内スキー場「狭山スキー場」で待ち合わせ。すると、イザさんと日本人の夫、さらに3人の息子さん、たまたまフィリピンから遊びに来ていたイザさんの兄・ジョマールさんの家族6人で登場。兄のジョマールさんは、スキーだけでなく雪自体が初めての経験で、雪に感動するあまり子供たちと雪遊びが始まってしまった。雪を十分に楽しんだところで、まずは雪のないところでインストラクターにスキーの滑り方を教えてもらう。ところがイザさんは、雪がない場所なのに“へっぴり腰”。インストラクターにスキーの滑り方を教えてもらいながら40分ほど練習したところで、初めてのスキーに挑戦。すると、兄のジョマールさんは初心者なので豪快に転倒。見守るイザさんは、思わず爆笑。しかし、人のことを笑っている場合ではなく、イザさんもかなり怖がっている様子。一方で、怖がるイザさんを横目にゲレンデを登っていく兄のジョマールさんは、転んでもストイックに練習する。すると、あれだけ転んでいた兄のジョマールさんが、開始からわずか1時間で転ばずに滑り降りることに成功。これにはインストラクターも「一番早く上達している。（雪を見たことない）割にはすごいね」と絶賛。兄のジョマールさんは、すっかりスキーにハマったようで「スキーができる人生だと思いませんでした」「今までとは違う気持ち良さでした。楽しかった。またやりたいと思います」と話す。ということで、外国人がこの冬に日本でやりたいことを調べてみたら、新しいことにチャレンジして日本での思い出をまた一つ作っていたことが分かりました。