近年の研究で紫外線が全身の疲労に大きな影響を及ぼしていることが分かってきた。16人の学生を日焼け止めで紫外線を防ぐグループとそうでないグループに分けて行われた対照実験。全身の疲労度をはかるため、尿から検出される酸化ストレスを計測。さらに、翌日までの疲労感を聞き取った。酸化ストレスの値からは日焼けの度合いが強い人ほど全身の疲労度が増す傾向が判明。聞き取りの結果、日焼け止めで紫外線を防がなかったグループは翌日までより強い疲労を感じていた。今、特に懸念されているのが目の疾患。この眼科医院では紫外線が原因とみられる患者がこの1年で3倍以上に増加している。多くは結膜炎などの急性疾患。紫外線が蓄積することで白内障などの発症が早まるケースもある。5月に発表された研究では紫外線と猛暑が重なることでリスクがより高まることも分かってきた。熱中症経験者は白内障を発症するリスクが約2倍に及ぶことが明らかになった。紫外線リスクが高いとされる日中は目が浴びる紫外線量は頭頂部の1割ほど。ところが、夕方にかけて全体の紫外線量は減るものの目が浴びる紫外線量の割合は増加。午後5時には4割を超える。日が傾き、目に直射日光が入りやすくなるため、紫外線量が少なくなる時間帯でもリスクがある。
住所: 栃木県下都賀郡壬生町北小林880
URL: http://www.dokkyomed.ac.jp/
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