2026年7月1日放送 19:30 - 19:57 NHK総合

クローズアップ現代
その日差し、大丈夫ですか? 紫外線リスク最前線

出演者
桑子真帆 
(オープニング)
オープニング
#5138 その日ざし、大丈夫ですか? 紫外線リスク最前線
皮膚や目 体の疲労にも… 高まる紫外線リスクと対策

近年の研究で紫外線が全身の疲労に大きな影響を及ぼしていることが分かってきた。16人の学生を日焼け止めで紫外線を防ぐグループとそうでないグループに分けて行われた対照実験。全身の疲労度をはかるため、尿から検出される酸化ストレスを計測。さらに、翌日までの疲労感を聞き取った。酸化ストレスの値からは日焼けの度合いが強い人ほど全身の疲労度が増す傾向が判明。聞き取りの結果、日焼け止めで紫外線を防がなかったグループは翌日までより強い疲労を感じていた。今、特に懸念されているのが目の疾患。この眼科医院では紫外線が原因とみられる患者がこの1年で3倍以上に増加している。多くは結膜炎などの急性疾患。紫外線が蓄積することで白内障などの発症が早まるケースもある。5月に発表された研究では紫外線と猛暑が重なることでリスクがより高まることも分かってきた。熱中症経験者は白内障を発症するリスクが約2倍に及ぶことが明らかになった。紫外線リスクが高いとされる日中は目が浴びる紫外線量は頭頂部の1割ほど。ところが、夕方にかけて全体の紫外線量は減るものの目が浴びる紫外線量の割合は増加。午後5時には4割を超える。日が傾き、目に直射日光が入りやすくなるため、紫外線量が少なくなる時間帯でもリスクがある。

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さいたま(埼玉)伊藤医院名古屋工業大学熱中症獨協医科大学白内障結膜炎資生堂金沢医科大学

紫外線と皮膚の関係に詳しい大塚篤司さんをスタジオに迎えた。紫外線量は年々増加している。その原因は大気汚染の対策が進んで空気中の微粒子が減ったことだといわれている。紫外線にはUV-AとUV-Bがある。UV-Aは皮膚の深い所に、UV-Bは皮膚の浅い所に届く。UV-Aはシワになり、UV-Bはシミになる。大塚さんは「浴びていた紫外線は蓄積されていく。できるだけ早い時期から紫外線予防はしていただいたほうがいい」などと話した。

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つくば市(茨城)やけど光アレルギー日光じんましん気象庁 公式ホームページ
各地で進む紫外線対策 課題も…

大阪・守口市にある認定こども園では紫外線対策として日除けシェルターを使用し巨大な日陰をつくり出している。設置費用は約200万円。外遊びの前に毎回取り付ける必要があり、多くの労力もかかる。大阪・箕面市の小学校では紫外線と熱中症対策のため、ことしから屋外での水泳教室を取りやめ。これまでは児童に日焼け止めを許可し外で授業を続けてきたが、水が濁る上、日差しの強さが増す中で対策に限界を感じていたという。一方、水泳授業以外での対策は進んでいない。

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皮膚や目 体の疲労にも… 高まる紫外線リスクと対策

大阪医科薬科大学の森脇教授によると、紫外線は骨の強さを保ったり免疫を維持するためのビタミンD生成に必要なため、適度に浴びることが推奨されるとしている。朝・夕の3~10分程度、顔や手の甲に浴びること。気象庁のホームページでは、毎朝、全国の紫外線の強さを発表されている。

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