沖縄戦から80年の慰霊の日。糸満市の平和祈念公園にある平和の礎には、戦没者の名前が刻まれていて、遺族などが手を合わせていた。戦争体験の継承が課題となるなか、ことし、一部の国会議員から沖縄戦の史実を歪めるような発言が飛び交う出来事もあった。石破総理大臣も参列した沖縄全戦没者追悼式で、玉城知事は、沖縄戦の実相と教訓を世代を超えて、守り伝え続けることは今を生きる私たちの使命とする平和宣言を読み上げた。県民の4人に1人が亡くなった沖縄戦の実相を風化させることなく、いかに継承していくか。戦争体験者からバトンが託されている。