日米同盟を巡りトランプ大統領から意味深な発言が飛び出した。日本が大好きだと前置きした直後、日本はアメリカを守らないと不満を示した。日米安全保障条約では日本が攻撃を受けた場合にアメリカに防衛する義務を定める一方、日本には基地を提供する義務を定めている。この条約の内容に不公平だという認識を示した。この発言に石破総理は一方的に守ってもらっている関係ではないと強調した。トランプ氏は第1次政権時も当時の安倍総理に日米安保条約について不公平だと不満を示していた。しかし先月、石破総理と初めて行った首脳会談では日本の安全保障を全面的に約束すると発言。中国はアメリカから合わせて20%の追加関税をかけられたことに対し猛反発。経済の低迷が続く中国で新たなダメージは避けたい習近平政権。今、特に地方での政策の苦戦が相次いでいる。中国南部に位置する柳州市。この街で味わえるのが独特のにおいを放つラーメン。田んぼや池に生息するタニシをだしや具材に使ったその名もタニシラーメン。今、中国全土で爆発的な人気となり1日660万食以上が売れている。地元政府はこのブームにあやかり5年前、観光の目玉としてタニシラーメンの博物館を建設。しかし、客が激減し赤字が続いたため去年たったの4年で閉館。市内に10kmにわたり建てられた謎の柱。今年運行を開始する予定だった鉄道だが未完成のまま放置。柳州市の収入はこの5年で3割以上も減少していた。なぜ、ここまで深刻な財政難に陥ったのか。その原因の1つは中心部から離れた農村にあった。地方政府は農家らの畑の大部分を買収しショッピングセンターなどを備えた高層マンション群をおよそ130億円かけて建設する予定だったが不況で不動産バブルが崩壊。多額の隠れ借金を抱えることになった。2020年、政府は柳州市の全ての地域が貧困状態を脱したと発表していたが土地を買収された農家は畑の代わりにマンションに移り住むことが約束されていたものの、かなわず。トランプ政権の圧力が日増しに強まる中、中国経済も転機を迎えている。