トラブルも…「二重価格」どこまで?外国人などの観光客と地元の人で2つの料金が設定されている具体例を紹介。国内では大阪の家系ラーメン店、ジャングリア沖縄、姫路城。世界ではパリ・ルーブル美術館、カンボジア・アンコールワット、アメリカ・メトロポリタン美術館。大阪にある家系ラーメン店では通常メニューより割高な外国人観光客向けのメニューを提供しているが、外国人観光客が返金を要求するトラブルが発生。店側が「警察に通報する」と忠告すると謝罪して立ち去ったという。お店の仕組みは券売機で日本語か他言語を選べるようになっているが、「他言語洗濯の場合“商品仕様と価格”異なります」との注意書きが日本語でのみ表示されているという。日本語は約1000円、他言語は約2000円。お店は「日本語ができない人の対応に追われるのは回転率が命のラーメン屋にとって致命的な問題。専用の材料・醤油にすることで確実においしく食べてほしい」と語っている。ルーブル美術館は欧州以外の訪問客の入館料45%値上げ。欧州在住は約4000円、欧州以外の訪問客は約5900円。増収分は美術館の老朽化対策、新ルネサンス計画の資金に充てられる。アンコールワットはカンボジア国民は無料だが、外国人観光客などは約5800円。メトロポリタン美術館は観光客などは約4800円だが、ニューヨーク州住民はあなた次第(必ず支払う)。姫路城は今年3月から姫路市民は1000円、市民以外は2500円に。姫路城では外国人観光客だけ約4倍の価格も検討していたが、「国籍で区別」に反対の声があった。日本総合研究所・藤山光雄上席主任研究員によると、円安で訪日客が増えているため、日本でも二重価格を検討する機会が増えているのではとのこと。特に外国語表記や宗教上の配慮など対応でコストがかさむこともあり高価格を設定するのはやむを得ない場合があるという。ただ、二重価格を導入するなら外国人観光客にも分かるように表記すること、価格の違い、どう分けているか理由も伝え、コストに見合う価格であることを事前に納得してもらうことが大切だという。
住所: 大阪府大阪市浪速区湊町1-3-1
