ライフラインの復旧が進まず厳しい環境での避難生活からインフラが整った宿泊施設などにうつる二次避難が本格化するなか、住み慣れた地元を離れることをためらう人も。一方学校再開の目処が立たないため、親元を離れ集団避難する子どもたちもいる。番組の取材班が珠洲市で出会ったのは中学3年生の泉さん。また輪島中学校3年生の山下明日凪さん。明日凪さんが住んでいる輪島市では市内の3つの中学校に通う生徒約400人の集団避難を検討していることが発表された。避難先は輪島市から約100km南にある白山市の体験教育施設。そこで教師と集団生活を行いながら授業を受けられるようにするといい、期間は2ヶ月ほどを想定しているという。集団避難に子どもを参加させるかどうか市は保護者にアンケートを実施。一昨日までに401人中250人が同意、151人が同意しないまたは無回答だった。集団避難しないことを選択した保護者は「(息子には)持病的なかたちで食事制限などもある。集団生活になってくるとそこまでの個別のケアだったりできるかどうか委ねられるのかとう不安があるので。」などと話していた。