能登半島地震で半壊以上となった建物の公費解体などの進捗状況を、石川県が公表した。解体が完了したのはおよそ1割だということ。石川県によると、先月末時点で解体が完了したのは、自費解体なども含めて3396棟。全体の見込みの数、3万2410棟に対しては、まだ1割程度だが、県が新たなプランで示した先月末までの目標に対しては、達成率が100%となっている。市町別の解体完了の割合は、穴水町が18.4%と最も高く、次いで珠洲市が16.7%。一方、七尾市と志賀町が7%台、輪島市では5.7%にとどまるなど、格差も生じている。