小説家・真山仁は産業技術総合研究所「福島再生可能エネルギー研究所」を訪問。日本の地熱発電研究の第一人者・浅沼宏副研究センター長に話を聞いた。浅沼氏は「安定している、純国産、二酸化炭素の排出量が少ないと考えると非常にメリットがある」と指摘。太陽光、風力は夜になったらダメ、風が吹かなきゃダメだが地熱発電は24時間365日ずっと発電できる(ベースロード)。これが出来るのは原発と地熱発電のみ。地熱発電はマグマの力を利用、二酸化炭素の排出がほぼ無く、24時間安定して発電可能。火山帯が多い日本は、地熱エネルギーで世界3位のポテンシャルがあると言われている。しかし電源構成を見ると火力が7割以上wを占め地熱発電はわずか0.3%に留まっている。日本では、これまで大規模な地熱発電所を作ることができず国内最大の発電所でも11万kW(原発の10分の1程度)。
浅沼氏は常識を破る巨大地熱発電の開発を目指している。浅沼氏によると「チャレンジしているのは超臨界地熱発電という新しい発電方法」。通常の地熱発電は地下約3000mにある300℃の水を掘り出し、その蒸気で発電する。超臨界地熱発電は、地下5000mの地熱を利用する。そこには液体と蒸気の区別がつかない超臨界水(500℃)があり、この蒸気を利用すれば通常の10倍の電力を生み出すことができる。超臨界地熱発電ができた場合、1発電所あたりの発電容量は100〜200メガワット。1地点あたり1ギガワットくらいいけそうな地域もあるという。原発1基分は100万キロワット。最終的には石炭火力を全部超臨界地熱で置き換えることを目指す。2025年までに調査掘削を予定、2040年に試験運転を開始する。
浅沼氏は常識を破る巨大地熱発電の開発を目指している。浅沼氏によると「チャレンジしているのは超臨界地熱発電という新しい発電方法」。通常の地熱発電は地下約3000mにある300℃の水を掘り出し、その蒸気で発電する。超臨界地熱発電は、地下5000mの地熱を利用する。そこには液体と蒸気の区別がつかない超臨界水(500℃)があり、この蒸気を利用すれば通常の10倍の電力を生み出すことができる。超臨界地熱発電ができた場合、1発電所あたりの発電容量は100〜200メガワット。1地点あたり1ギガワットくらいいけそうな地域もあるという。原発1基分は100万キロワット。最終的には石炭火力を全部超臨界地熱で置き換えることを目指す。2025年までに調査掘削を予定、2040年に試験運転を開始する。
住所: 茨城県つくば市梅園1-1-1
URL: http://www.aist.go.jp/
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