産業能率大学総合研究所が新入社員を対象に毎年行っている会社生活調査。「年功序列と成果主義どちらを望む」か訪ねたところ、年功序列が56.3%と成果主義を初めて上回った。初回調査の約20年前は年功序列を望む新入社員の割合は34.7%。3年前から年功序列が徐々に上昇。研究所では新入社員の間でワークライフバランス重視の価値観が広まる中、競争よりも安定した環境で働く意識が高まりを見せていると分析している。街の声を聞いた。小売業などが「安定性よりは人のつながり。上の方々・下の世代とのつながりで年功序列が好き」などとコメントした。
