石破内閣に対する世論調査が出た。政治部官邸キャップが解説。支持率は51%となぜ伸びないのか。歴代内閣発足時の支持率を見ると最も高かったのが2009年の鳩山内閣で75%もあり、次は2020年の菅内閣発足時で74%。今回は51%で一番低かったのが2008年の麻生政権だったのでその次の低さだという。党内からは支持率回復のために総裁選をやったのに効果が出なかったとの声も上がっているという。2つ目に石破内閣の人事を評価しないとの声が43%もある点について解説。人事全体を評価しないが43%で評価するよりも8ポイントも高かった。森山幹事長の人事について評価しないが37%で評価するよりも5ポイントも高かった。自民党内では森山幹事長の人事について評価が高いといい、自民党内と世論との間にズレがあるという。また、評価が上がらなかった理由としては他に2つ挙げられるといい、1つは解散の方針転換。もう1つは裏金事件の影響が響いているとの見方もある。3つ目のポイントとして野党との比較をあげた。立憲民主党の野田代表は評価が高いが、一方で立憲民主党自体の評価にはつながっていないというポイントもある。野田代表は日本維新の会の馬場代表らと相次いで会談。野田代表が抱えている課題は他の野党との選挙協力だと官邸キャップは指摘。野田氏は裏金議員の選挙区では野党の候補を1本化して戦った方が勝ちやすいと考え動いているという。裏金議員の選挙区での与野党のバトルにも注目。石破総理と野田代表には難しい調整が待っているが、リーダーとしての実力が問われる仕事。