目がかすみ、ぼやけて見えるのを「老眼」だと思っていたら、「白内障」だったというケースが意外に多いという。白内障は長生きすれば基本的に100%発症すると内野医師は言う。早い場合は40代から、80代ではほぼ全員が発症すると言われている。原因は加齢により起こる水晶体の異常で、これまでに浴びてきた紫外線や、加齢による酸化などが原因で水晶体が白く濁る病気。白く霞んだり、ぼやけて見えたり、二重・三重に見えるなどの症状が出て、悪化すると水晶体が黄色く濁り、視界が黄色がかって見えるようにもなる。白内障の治療について内野医師は「若い時に白内障を治療すると目薬を使って進行抑制することが出来る。悪化しても手術をしても基本的には回復する」などと話した。目が濁っているように見えたりすることもないため、老眼と思い受診する人はいるが、白内障に関する自覚症状がある人はあまりいないという。年取ってからの眼科検診について、日本眼科学会は、40歳を超えたら年1回は眼科検診に行くことを推奨している。コンタクトや眼鏡の正しい使い方について内野医師は「コンタクトは便利だが感染のリスクもあるため、1週間に1日はつけない日を作るのがよい。メガネは24時間使い続けても問題はない。ただしメガネをかけてて頭痛がする方などはの度数があっていないためチェックが必要」などとした。