櫻田酒造の「能登初桜」はもち米を最後に加えることで独特のうまみと甘みを引き出しているのが特徴となっている。今年は来週から白山市にある車多酒造の協力を受けて4月上旬から酒を搾り、9月までに販売を開始したいという。奥能登は日本酒の生産地として知られるが、11の蔵元が全壊・半壊被害を受けていることから、オンラインショップでの販売や委託醸造を行うなど各社が対応に追われている。さらに、珠洲市は断水の解消が4月以降と見込まれている場所も存在している。奥能登では山から引いた天然水や井戸水を活用している所もあるものの、井戸が埋もれてしまうなどの被害も影響を与えている。さらに、杜氏は臨時で働く事例もあるといい、別の仕事に就いてしまうことも懸念される。