その音楽が後にミチコの父となる清水郁夫との出会いをもたらす。戦後になり聞こえてきたジャズに夢中になっていた2人は意気投合し、同じバンドで演奏した。ある日のこと、郁夫は食糧事務所にあったトラックを借りて荷台をステージに。そして高山で最も賑わうステージで美沙子たちと演奏を始めた。父とともに美沙子の演奏を聞いた妹の和子さんはこの日のことをよく覚えている。音楽で結ばれた2人は昭和33年に結婚し、2年後の昭和35年1月に誕生したのが美智子(ミチコ)である。前年は皇太子ご成婚のミッチーブームであり、皇太子妃の名にちなんで名付けられた。
