コメの価格が高騰し続けている。今週火曜日、財務大臣の諮問機関で増田寛也氏は「ミニマム・アクセス米について枠を柔軟に考えて、国内需給の調整弁として使うのは皆さんそういうのも一つあるねという感じだった」と提言。1986年に始まった国際的な貿易交渉の場ウルグアイ・ラウンド。貿易自由化のうねりの中、日本は国内の米農家を守るため米の市場開放を拒否した。しかし、ミニマム・アクセス(最低輸入量)という非関税枠を設け、年間約77万トンを輸入することを決めた。ミニマム・アクセス米はアメリカなどから輸入され、最大10万トンまで主食用として流通している。