佐賀県などに勢力を広めた戦国大名・龍造寺隆信の居城である白石町の平山城「須古城」の城跡をめぐり、白石町は2028年度までの国史跡指定をめざして発掘調査を勧めている。今年度の調査が先月末に終了したことから、おととい現場では説明会が行われている。トレンチという調査用の穴からは弥生土器が出土されていて、古代から利用されてきた複合遺跡の可能性もあるといい、中世の城跡としては珍しく瓦も大量に出土していて瓦葺き屋根の建物が存在した可能性もあるという。今後は出土品の年代を特定していきことしの秋以降に調査を再開する方針。