なぜ渋谷はここまで発展してきたのか、その秘密を歴史とともに紐解いていく。教えてくれるのは渋谷で生まれて85年の小林幹育さん。75年前の渋谷駅前の様子を紹介。渋谷には昔、ひばり号というロープウェイがあった。駅の開業は1885年。山手線が最初に開通した。初日の利用者は0人。1日平均は15人ほどだった。渋谷駅の周りは当時、牧場や茶畑が広がっていた。1923年の関東大震災がきっかけで渋谷は大きく変わったという。家を失い行き場がなくなった約8万人が渋谷に避難した。老舗のデパートまでも避難してきて百軒店と呼ばれる商店街が誕生した。67年前の写真に写っている喫茶店は今でも営業を続けている。渋谷駅は大将から昭和にかけて大きく発展していった。東横百貨店が開業し、路線も4つに拡大。1日の利用者数は30万人を超えたが、狭い範囲に次々と電車が乗り入れ迷宮と呼ばれるようになった1970年代、ファッションビルが登場し若者の街として賑わうようになった。新たな路線も作られ利用客は一気に増加した。90年代以降も3路線が駅に乗り入れ、現在の4社9路線となった。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2
URL: http://www.hyakkendana.jp/
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