「時をかけるテレビ〜今こそ見たい!この1本〜」の今回の番組は2004年放送の「トラック・列島3万キロ 時間を追う男たち」。今回のゲストは俳優の的場浩司。的場浩司の実家が運送屋だったので18歳から短い時間だったがトラックに乗っていたという。番組内ではドライバーにインタビューをすると「睡眠時間はない ひどいときは3日で3時間が4時間ぐらい」だと語っていた。トラックの運転席からはドライバーたちの悲鳴が聞こえてきた。トラックステーションで出会った芦塚保廣さんは、この日長崎で収穫した大根を大阪に運ぶことになった。セリの時間に遅れれば場合によっては荷物の代金を弁償しなければならない。芦塚さんの追っかけが始まる。スピードは出せない、延着は出来ない。あとは自分の休憩時間を削るしかない。VTRに登場した芦塚さんは、時間を気にしながら走らないといけないというストレスで胃を患って手術をしたという。午前0:06、大阪に入ることができた。午前3:30荷下ろし終了で、セリに間に合った。トラックドライバーたちは出発から会社に戻るまでを航海と呼ぶ。田中運送は運送業界の9割を占める中小零細企業の一つ。会社を一代で築きあげたのは田中一之社長。このあと運送会社の厳しい現実も明かされていく。伊藤海彦は、この4月から労働環境の規制を厳しくしたのは必要だなと思うと話す。岸正浩は、最近は物流問題は国も乗り出しているが、ライバル同士の企業が合同でコンビニなんかは同じトラックで運んだり、列車を使ったり、あの手この手でやっているが人手不足という点が大きいという。