天皇皇后両陛下は、国賓としての英国親善訪問を終え、帰国された。両陛下を乗せた政府専用機は、午後6時に羽田空港に到着した。両陛下は、出迎えられた秋篠宮ご夫妻や尾辻参議院議長とあいさつを交わされた。今月22日から7日間の英国滞在中、両陛下は、国賓として歓迎式典や馬車でのパレード、それにバッキンガム宮殿での晩さん会といった公式行事に臨み、チャールズ国王夫妻をはじめ、英国王室や現地の人たちから温かい歓迎を受けられた。また、最終日には20代のころに留学した思い出の地、オックスフォード大学を初めておふたりで訪ね、大学関係者らと再会を果たすとともに、心待ちにしていた市街地の散策を楽しまれた。訪問を終えて両陛下は文書で感想を寄せ「今回、初めて国賓として英国を訪れ、大変思い出深い訪問となった。このたびの訪問により、両国の国民の相互理解がさらに深まり、日本と英国の友好親善と協力関係が、一層進展することとなればうれしく思います」と述べられた。