森坂が訪れたのは盛和塾という経営塾への参加。京セラ創業者の稲盛和夫がたちあげたもので、その経営哲学を学ぶために運営されていた経営者向けの勉強会。そこでは熟生がそれぞれ自身の経営人生を発表。社長になり、大金持ちになり、豪遊をし家にも帰らなかったという経営者がそれではいけないと気づいたとの発言に森坂は衝撃をうけたというが、自分もそっちに入りかけていたと気付いたという。専用の社長室で仕事をし高級車を乗り回していた自分が若い頃毛嫌いしていた社長像に重なったという。以来、森坂はそうしたものを手放し、より誠実に仕事と向き合うことに。なにより取り組んだのは従業員のスキルアップ。「森坂は従業員たち向けに研修や社内検定制度を充実させ、プロ集団としての技術向上に力を注いだ。また見ていたのは従業員の顔写真でそれも、とびきりの笑顔。これは毎年行われている笑顔コンテスト。国内外23のグループ、連結従業員数1479人のすべての従業員の顔を、森坂がチェックし社員までランキングをつけ上位のものは表彰される。森坂は死の恐怖をずっと抱えていたことを語り、事業の立ち上げ時には資金が足りず、銀行で資金を借りるために保証人をたてる必要があったが、自分にはお客しか頼れる人がいなかったので、中でもお金もちそうなお客の名前を10人書いたと答えた。すると、太っ腹に保証人になってくれたと答えた。
