- 出演者
- 村上龍 小池栄子
オープニング映像。
とあるアンケートによるとコロナ禍を機に新たな趣味を始めたというアンケートで3位にはガーデニングがランクイン。また総務省の家計調査によると園芸関連の支出がコロナ禍前に比べ、1000円以上増えている。ガーデニングが密かなムーブに。ザ ファーム ユニバーサルという植物の専門店は、東京・町田のほか、銀座や千葉などに店を構えている。その本店は、大阪・茨木市の山間にある。店内には多種多様な植物があり、3000種以上。カラテアという観葉植物やミニ盆栽には柿の盆栽のロウヤガキに縁起物の松の盆栽まである。また園芸ショップに併設されているのはカフェ。
年間40万人以上が訪れる植物のテーマパークを運営しているのがユニバーサル園芸社。主な事業は植物のレンタル業。一鉢単位で貸し出し、その期間のメンテナンスを担当。東京や大阪などに拠点をもつ。なによりの強みは観葉植物に専門性の強みを持つ。人材ザービスの会社では、今年リニューアルした際にユニバーサル園芸社にレイアウトを依頼したという。こうした働きやすい環境は今や一般的。オフィスに植物を取り入れる企業は増えているという。得に人気なのは目の前に東京タワーがあるエリア。大阪本店の隣にユニバーサル園芸社の本社は、建物全体が植物で覆われていてレモンやボンカンなどのカラフルな果物が。その会長は森坂拓実。創業は1968年で、植物のレンタル会社として森坂一人でたち上げた。今では店舗や小売から空間プロデュースまで、植物に関する幅広い事業を手掛けている。グループ全体で売り上げ高は205億円。従業員数は1500人近くの従業員がいる。2012年には上場したが、目指すは園芸の総合商社。
一般的に商品となる植物は全国各地にある市場で仕入れている。ユニバーサル園芸社はそれ以外にも珍しい植物を見つけると直接生産者から仕入れている。八丈島にやってきた営業だが、八丈島は温暖な気候のために江戸時代から園芸が盛んな日本でも有数の生産地。訪ねたのは1鉢ごとに形が全く異なるシェフレラという植物を育てる農園。こうした希少な植物は1本ものと呼ばれ、価値が高く滅多に流通しない。シェフレラは八丈島で防風林として使用されているが台風で倒れてしまったものも。強風にさらされ独特に曲がった幹の部分を切り出していく。これを枝ごとに鉢植えして、一点ものにしているという。営業はこの生産者の感性に惚れ込み何年もかけて取引に持ち込んだ。夜9時になり、オフィスビルに集結していたユニバーサル園芸社の従業員。この日は、クリスマスツリーの設置を行う。こうしたクリスマスや正月の飾り付けの依頼が殺到するこの季節は年間で最も忙しいかき入れ時。今回の作業は重さ600キロもある本物のモミの木を使用する。ユニバーサル園芸社ではレイアウトのデザインから施工や装飾まで一貫して請け負っている。そのために国家資格の園芸装飾技能士1級をもつ社員は58人。それ以外にも造園施工管理技士1級など専門知識が必要な資格を持つ社員が20人以上。また車内でも独自の検定制度を設けて植物のスペシャリストを育成している。
京都府・舞鶴市のアティックという複合施設は、数年前まで長年放置されていたという。しかしユニバーサル園芸社が手掛け、生まれ変わった。ウッドデッキを設けるなど、周囲の設計や施工も担当した。池にあった灯籠の石はバラバラにして飛び石にして再利用。ユニバーサル園芸社が力を入れてるのは積極的なM&A。埼玉県川口市で、園芸業を営む小林ナーセリーは。三代目の小林さんは長年頭を抱えている問題があった。それは後継者がいない、やりたがる人がいない。観賞用の植物を販売する農家の数は減少の一途を辿っている。そこで5年前にM&Aでユニバーサル園芸社のグループ会社に。すると、自分が引退してもグループ内の人材に任せられると、事業承継の道筋が見えたという。後継者不足の解消だけでなく、ある園芸業者は、ユニバーサル園芸社のM&Aをうけて長年苦しんでいた赤字から黒字化に成功した。一方ユニバーサル園芸社にとっても質の良い商品を安定的に手に入れられるウィンウィンの関係に。こうした拡大戦略で、売り上げは右肩上がり。今では200億円を超えるまで成長している。
今回はスタジオにユニバーサル園芸社が扱っている植物が登場。シェフレラが登場した。森坂はオフィスに植物を置くことに社員も喜ぶと答え、コロナ禍で事務所が少なくなり商売にも影響があったと語り、事務所は縮小したものの、残っているところが沢山植物を入れてくれたという。またコロナ禍をきっかけに園芸をする人が増えてきてとくに店舗には若いカッブルが来ていると答えた。また会社にはスペシャリストがいるが、訓練について森坂は、水一つやるにしても植物は一筋縄では行かないと答え、そういうことを社員に覚えてもらおうと、社内検定制度があり一番上の検定をとった人を技術者の最高峰として会社で認めていると答えた。
森坂は自ら店を訪れると直接声をかけ意見をきいて、改善点を聞き出している。1948年に福井県で生まれた森坂。小学生の時に家族の仕事で千葉県へ。この頃から恐怖心が芽生えてったという。それは死への恐怖。この思いは大人になっても消えることはなく森坂の原動力に。高校卒業後に知人から紹介された園芸会社に就職したが1年で退職。その後友人のツテを頼りに大阪に向かい、別の園芸会社に入社した。しかし、そこも一年たたずにやめてしまったが経営者が自ら作業していないことが気に食わなかったという。どうしても納得がいかなかった森坂は社長に訴えたがつっかえされた。そこで自分でやろうと20歳で一人で園芸会社をたちあげた。6畳一間のアパートに植物をおいて、スナックやバーなどに飛び込み営業。次第に取引先は増えて、造園の仕事も請け負うようになり、事業は順調に拡大していった。15年ほど経過した頃には従業員数は100人以上となり、その売り上げは15億円以上に。しかしバブルが崩壊し、創業以来売り上げを落としてしまった。なんとかしようと東京に進出していくがなかなかうまくいかずに苦しい日々を過ごした。そんな時、転機があった。それは盛和塾という経営塾への参加。京セラ創業者の稲盛和夫がたちあげたもので、その経営哲学を学ぶために運営されていた経営者向けの勉強会。
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森坂が訪れたのは盛和塾という経営塾への参加。京セラ創業者の稲盛和夫がたちあげたもので、その経営哲学を学ぶために運営されていた経営者向けの勉強会。そこでは熟生がそれぞれ自身の経営人生を発表。社長になり、大金持ちになり、豪遊をし家にも帰らなかったという経営者がそれではいけないと気づいたとの発言に森坂は衝撃をうけたというが、自分もそっちに入りかけていたと気付いたという。専用の社長室で仕事をし高級車を乗り回していた自分が若い頃毛嫌いしていた社長像に重なったという。以来、森坂はそうしたものを手放し、より誠実に仕事と向き合うことに。なにより取り組んだのは従業員のスキルアップ。「森坂は従業員たち向けに研修や社内検定制度を充実させ、プロ集団としての技術向上に力を注いだ。また見ていたのは従業員の顔写真でそれも、とびきりの笑顔。これは毎年行われている笑顔コンテスト。国内外23のグループ、連結従業員数1479人のすべての従業員の顔を、森坂がチェックし社員までランキングをつけ上位のものは表彰される。森坂は死の恐怖をずっと抱えていたことを語り、事業の立ち上げ時には資金が足りず、銀行で資金を借りるために保証人をたてる必要があったが、自分にはお客しか頼れる人がいなかったので、中でもお金もちそうなお客の名前を10人書いたと答えた。すると、太っ腹に保証人になってくれたと答えた。
千葉県大多喜町にある大多喜ハーブガーデン。休園中のハーブ園で、ユニバーサル園芸社にとっては初の試みとなる既存施設の再生事業。この大仕事を任されたのは森田。そこには若手ならではの思い切った再生アイデアとは?
千葉県大多喜町にある大多喜ハーブガーデン。再生事業の大仕事を任されたのは森田。ユニバーサル園芸社では、若手が新たな 事業に挑戦ができるよう、社内ベンチャーを立ち上げて市に事業の会社を設立。この再生事業に自ら手を上げた森田は施設の再整備や、運営などを担う。そこでまず取り掛かったのは植物の変更。以前はハーブを中心に育てていたが日本に昔からあるハーブを中心に栽培することにした。更に育てたハーブを使ったメニューをレストランやショップで売り出す予定。この日、先程のクソニンジンというヨモギを使ったクッキーの試作が完成し試食会が行われた。来年3月に正式オープン予定。
森坂は従業員の人数が増えると社内ベンチャー化したいという声もあがり、背中を押すという。成長のカギは採用と人材育成だという森坂。人で諦めたら終わりなので社員の親がユニバーサル園芸社はどこの会社?というのが現状なので、少しでも知名度をあげたいと答えた。
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森坂は先行き不透明な時代 サバイバルに必要なことに宇宙でも活躍できる会社にし、夢を持って小さくても上々会社なので成長して行く必要があるとした。
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村上龍は今日の総括に小学生のとき「死への恐怖」にとらわれた。しかし、人生は限られた時間しかないと、行動的になった。20歳で創業するが、その延長だ。住んでいた6畳一間の畳を5枚上げて、植木の温室にした。自分のスペース以外、すべて植木だった。園芸社は、そうやって始まった。山奥に小さな土地を借りて、ビニールハウスを自作し、受注を重ねた。高度成長期にオフィスビルの建築ラッシュに乗り、事業は拡大し、上場も果たした。最後に聞いた。「今でも死ぬのは怖いか」森坂さんは「残っている、だが他にやることがある」というような答だった。とした。
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カンブリア宮殿の番組宣伝。
