9月、ユニーの本社に集まった社員たち。集まったのは新たな人事制度のもと、支社長を任された人たち。ミリオンスター制度は人口100万人の商圏ごとに区分けし、そこにある数件の店舗の経営を支社長に任せるというもの。権限は社長と同等だという究極の権限委譲。ドン・キホーテにはこうした支社長が158人もいる。しかし一度就任したら安泰というわけではなく支社長の竹内はかつて降格の危機に。ミリオンスター支社長は成績が悪ければ留まることができないという。竹内は売場改革のテコ入れを行い、残りの半年で結果を出し、降格を免れた。支社長同士を競わせることで全体の底上げをはかるのも狙い。