東京・目黒区は体育館やホール、図書館などを備えた区民センターについて、老朽化のため近接する美術館や公園、小学校とともに再整備する方針で予算額は、2048年度までの運営費も含め約398億円となっている。区では初めて公共施設の建設や運営を民間に委ねるいわゆるPFI方式が採用され、7月から事業者の公募を始め、10月下旬、参加の意向がある事業者との意見交換が行われた。この中ですべての事業者から人件費や材料費などの高騰で予算内では実施が困難だとの考えが示されたという。このため区はいったん公募を中断し、予算やスケジュールを含め事業内容を再検討することになった。想定していたスケジュールに影響が出る可能性もあるとしている。