- 出演者
- 平井信行 三平泰丈
オープニング映像。
東京・目黒区は体育館やホール、図書館などを備えた区民センターについて、老朽化のため近接する美術館や公園、小学校とともに再整備する方針で予算額は、2048年度までの運営費も含め約398億円となっている。区では初めて公共施設の建設や運営を民間に委ねるいわゆるPFI方式が採用され、7月から事業者の公募を始め、10月下旬、参加の意向がある事業者との意見交換が行われた。この中ですべての事業者から人件費や材料費などの高騰で予算内では実施が困難だとの考えが示されたという。このため区はいったん公募を中断し、予算やスケジュールを含め事業内容を再検討することになった。想定していたスケジュールに影響が出る可能性もあるとしている。
気候変動による海面の上昇などを見据え千葉県は高潮などの被害を防ぐための堤防の高さについて試算し、これまでの目安より最大で3m以上引き上げる必要があるとして新たな計画案を示した。この計画は千葉県の海岸の保全の在り方について定めているもので、県は気候変動の影響を踏まえておととしから改定作業を進め、きょう地元の自治体や有識者などを集めた検討会で新たな案が示された。2100年に世界全体の平均気温が2度上昇した場合、海面は平均で40cmほど上昇するおそれがあり、勢力の強い台風による高潮や地震による津波などのリスクが高まるとしている。このため太平洋に面した県の東側の沿岸で被害を防ぐために必要となる堤防の高さの目安を改めて試算したところ、これまで4．6m〜6．7mとしていたが、5m〜9．1mに見直すべきとしている。引き上げ幅は大きいところで3．6mに上り東京湾側の沿岸でも多くのところで目安が引き上げられている。県は年明けにもパブリックコメントを行ったうえで、今年度中に計画を改定し、今後地域の状況を踏まえて段階的に堤防などの整備を進めたいとしている。
先月、首都圏1都3県で発売された新築マンションの平均価格は、7988万円で、去年の同じ月と比べると率にして3．2％下回ったものの、建設費の高騰を受けて引き続き高い水準で推移している。一方、首都圏で発売された戸数は8か月ぶりに2000戸を上回ったが、去年の同じ月と比べると18．7％下回った。調査会社は来年の見通しについて「建設費の高騰が続いていることから、ことしを上回る価格で推移すると見られる」と話している。
東京・渋谷のスクランブル交差点で警察官とボランティアの大学生が参加して、闇バイトを撲滅しましょうなどと呼びかけた。大型スクリーンでは警察に相談するよう呼びかける動画が流されている。警視庁は地道な呼びかけを重ねることで犯罪防止につなげたいとしている。
埼玉・所沢市で地元の小学生たちが伝統的な農法の肥料作りを体験した。武蔵野地域で江戸時代から続く落ち葉を肥料とする農業は優れた循環型農法として、去年国連食糧農業機関から世界農業遺産に認定された。冬を迎えた山にはコナラやクヌギの葉が落ちていて置き場に積み上げていた。集めた落ち葉は2年ほどで堆肥になる。埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター・須賀聡さんは「里山の農法を多くの人に知ってもらいたい」と語った。
気象情報を伝えた。