東京・目黒区は災害時に停電が起きた際、避難所などで電気自動車を電源として活用できるよう大手自動車メーカーとの間で協定を結んだ。この協定は、目黒区と日産自動車、それに日産の販売会社が締結した。大規模な災害などで停電が発生した際、販売会社にある電気自動車を無償で目黒区に貸与し、避難所などで電源として活用することなどが盛り込まれている。区の庁舎前では協定の締結式に合わせて実演も行われ、電気自動車とつなげて加湿器を動かしたり、スマートフォンを充電したりする様子が紹介された。日産によると、電気自動車の車両1台でスマートフォン数千台分の充電が可能で、去年1月の能登半島地震でも合わせて8台の車両を石川県内の避難所に届けたという。