全国各地で思い出の建物が姿を消しているが保存された例を紹介。岡山にある築およそ100年の邸宅は新しいスタイルのビジネスと結び付けることで建物を守っていこうという動きがある。2020年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、歴史ある建物を住民や町が維持管理に努めてきた。それでも空き家になると維持が難しくなる。持ち主が引っ越して5月から空き家になっている築約100年の邸宅を維持しようと会社を立ち上げた人がいる。築年数が古い建物は耐震補強などで通常の2~3倍の維持・修繕費がかかるという。そこで建物を利用できる会員権を販売し、買った人たちと一緒に維持していくという方法を考えた。日本だけでなく海外からも申し込みがあり、現在購入を考えている登録者は158人。今後は建物の歴史的な価値は残しながら修繕をして来年には宿泊施設としてオープンする予定。