センバツ高校野球は準々決勝を迎え、プロ注目の右腕・健大高崎の石垣元気が甲子園最速タイの155km/hを投げた。健大高崎と花巻東の準々決勝第1試合は、序盤からセンバツ連覇を狙う健大高崎打線が猛威を振るう。4回までに5点を奪った健大高崎が、大きく試合をリードする。ドジャース・大谷翔平の母校・花巻東も5回に反撃開始。9番・佐藤選手のタイムリーツーベースで1点を返す。しかし、終盤にリードを広げた健大高崎は8回からプロ注目の右腕・石垣元気をマウンドへ。石垣元気は春・夏通じ最速タイとなる155km/hの速球を連発するなど、花巻東打線を封じる。最後も、この日5球目となる155km/hで三振を奪う。健大高崎は、優勝した去年に続く3度目のベスト4進出。試合結果は、健大高崎9−1花巻東。横浜と西日本短大付の準々決勝第2試合も、プロ注目の左腕・横浜の奥村頼人が躍動する。6回から2番手として登板した奥村頼人は、先頭バッターから二者連続で三球三振。あっという間にツーアウトを奪うと、3人目も2球で追い込み三者連続の三球三振。プロでも珍しい圧巻のピッチングを披露する奥村頼人は、4回を一人の走者も許さないパーフェクトピッチング。横浜が優勝した2006年以来、19年ぶりのベスト4進出。試合結果は、横浜5−1西日本短大付。その他、智弁和歌山と浦和実業がベスト4へ駒を進めた。